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華山町 | 天成文旅

HUA SHAN DIN by Cosmos Creation

設計のポイント

コスモスクリエーション-華山町 テーマ「貯蔵華山1950」を体験する
設計のポイント
1. 建物の歴史
歴史のある建物の再利用というのも当ホテルの特色の一つで、ロート型の円柱、梁のないフラットスラブ構造が採用されていることで素朴な質感が際立ちます。フラットスラブ構造というのは梁のない構造のことで、床スラブが直接柱の上に乗っています。この構造の建物は採光や通風に優れており、また、梁がないため室内空間の仕切りも比較的自由に設計できることから、多くが倉庫、売り場、書庫として使用されています。
梁がないので重さを支えるために、柱の上には「柱キャップ」が用いられます。よく見られるのは、「円錐形柱キャップ」、「折線形柱キャップ」、「ピラー柱キャップ」等で、柱キャップの厚さは、通常床スラブの1/2です。「コスモスクリエーション-華山町」の建物は、ピラー柱キャップが用いられており、正方形の柱キャップは優雅なので、ホテルとして再利用するための改装時にも、こうした柱構造をそのまま残しました。

無梁板建築1

2. 外観 鉄格子窓
「コスモスクリエーション-華山町」はかつて第一銀行の倉庫でしたが、一銀証券が使用していた時代もあります。倉庫内には金庫が置かれていたことから、防犯上すべての窓に二重の鉄格子が取り付けられており、内側にしか開かないよう設計されています。ホテルに改装するにあたり、歴史の目撃証人として、こうした貴重な鉄製の窓は改めて塗装して残しました。

雙層鐵窗

3. アーチ型のドア、Lobbyの人造石テラゾ
華山1914文化創意産業園区の高塔区と呼ばれる建物は歴史的な建物で、昔ここは清酒釀造工場でした。アーチ型の窓や建物の表面に用いられている人造石テラゾが特色です。コスモスクリエーション-華山町は開業準備の段階で、華山1914文創園区の歴史的な建築のエレメンツを設計コンセプトに取り入れ、対をなすアーチ型のドアをコスモスクリエーション-華山町の玄関口とし、中の床には人造石テラゾを用いました。こうしてデザインコンセプトは、いずれも建築当初の歴史や文化、建物の風貌風格を着実に反映しています。

拱型大門、Lobby洗細石地板 拱型大門、Lobby洗細石地板2

4. Lobbyのアート展示 客室でも展示情報を
「コスモスクリエーション-華山町」は華山1914文創園区のすぐ近くに位置することから、ホテルの企画段階において、展示スペースとして使用できるよう、ロビーの壁や梁のないフラットスラブ構造も建築当初の姿のまま残すこととしました。アート展示スペースでは、2、3ヶ月ごとに展示を入れ替えているほか、アーティストの協力を得て芸術文化講座も行っています。客室でも最新の展示情報がわかるようになっています。ホテルにお入りいただいたその時から、華山エリアを包み込むアートの息吹を感じていただけます。

藝術展演_黃玉英_天成文旅華山町特展 (30) 藝術展演_黃玉英_天成文旅華山町特展 (29) 黃玉英 天成文旅-華山町特展_陶器寶比-2
ホテルオープニング最初の展示は、フォトグラファーの阮偉明氏の作品です。阮偉明副教授が東海大学建築学科を退職後、かねてより観察していた建物や都市空間を詩的に記録したものに空間がもつ意味合いや美しさを捕捉したものです。

第一檔展覽_攝影師阮偉明

5. 1F金庫のドア、1F~2F階段の小さな金庫
「コスモスクリエーション-華山町」は、もともと第一銀行の台北倉庫としてつかわれていたもので、ホテルとして改装するにあたり、かつての金庫を一部残しています。一銀証券が使っていたこともあるこの大きな金庫のドアは、もともと2階にあったもので、改築の際に歴史の目撃証人として保存されることとなりました。棚に並べられた金塊とともに、絶好の写真撮影ポイントです。
ホテルには大きな金庫の他に、小さな金庫もあります。1階から2階への階段壁面に埋め込まれている小さな金庫は、ちょっと物をおいて置くためのもので、こうした金庫には60年から70年の歴史があるとされています。

金庫寶比 小金庫

6. カード型のルームキー、華山町金貨、金庫のレバー、チェーン型の起こさないでくださいタグ、小切手型の便箋(メモ用紙)、バインダー付きメモパッド
当ホテルはかつて銀行の倉庫だったことから、設計デザインにも銀行のエレメンツを取り入れています。備品のデザインにもホテルのテーマが生かされており、「カード型ルームキー」、「華山町金貨」のほか、客室には「貯蔵華山1950金色マグカップ」、「金庫のレバー」、「チェーン型の起こさないでくださいタグ」、「小切手型の便箋(Memo用紙) 」、「バインダー付きメモパッド」、「金塊」等の備品もあり、「ホテル+銀行」といった独特のテーマをご体験いただけます。
チェックインの際には、フロントでお客様に凝ったデザインの「カード型ルームキー」をお渡しします。また、お客様の人数分お渡しする「華山町金貨」は、翌日の朝食券です。翌朝、レストランで朝食をお召し上がりになるときに、金貨を酒桶にお入れください。レストランスタッフがテーブルにご案内いたします。「金塊」が置かれているテーブルは、その席にお客様がいらっしゃることを意味しています。

金幣 房卡 MEMO帳夾

7. マスコット-バオビー
見た目はがっちりしているバオビーは、実は繊細で細やかな気遣いができ、旅人とともに旅行の思い出を紡ぎます。
モスグリーン、ピンク、淡い黄色の3色の「バオビー」はホテルのマスコットキャラクターです。客室の天井、ホテルの2階から3階への階段の途中で、かわいい「バオビー」がお出迎えいたします。レストラン「叁四町」の前には、シェフ帽をかぶった小さなシェフのバオビーが、そして、レストランの天井にも、いろいろなスタイルのバオビーが、また、ロビーでは「落ち穂拾い」をしているバオビーが皆様をお待ちしています。バオビーの家へお越しいただく皆様には、華山のアートを存分に探索していただき、そして夜には、バオビーが皆様とともに安らかな眠りにおつきください。
バオビーには、コスモスホテルグループ、コスモスクリエーション、華山文創園区に関する以下の10個の年代が刻まれています。
1914年:華山の地は、1914年の「蝴蝶蘭清酒」の製造に始まる
1922年:台北の住所がすべて日本の「町名」に変更される
1946年:第一銀行が公営となり、経済建設を助ける三大公営銀行の一つとなる
1950年:コスモスクリエーション-華山町のメインテーマ「貯蔵華山1950」の由来
1952年:第一銀行の台北倉庫が、現在のコスモスクリエーション-華山町の地に建設
1979年:コスモスホテルグループ、最初のホテル「台北コスモスホテル」落成
1997年:金枝演社の華山での公演がきっかけで、台北酒廠跡の再利用が進められる
1999年:「華山芸文特区」正式に実施
2016年:コスモスクリエーションブランド誕生
2018年:コスモスクリエーション-華山町開業

0814_拾穗寶比 寶比

8. レトロな英国風のバー レストラン「華山町カフェ&バー」

華山文創園区は、日本統治時代において初めて台湾で清酒の釀造が行われ、芳釀社により最初の清酒「胡蝶蘭」が製造されたところです。

そこで、レストランのコンセプトを設定する際、昔華山が清酒の醸造の場であったことにちなみ、華山町カフェ&バーをレトロな英国風のバーとし、台湾のフルーツをベースとし「モヒート」等のカクテルは昔風の日本のご飯茶碗に注がれています。また、ここ「華山町カフェ&バー」は、梁のないフラットスラブ構造建築鑑賞の絶好のポイントで、天井高4メートル、打ちっぱなしのロート型の円柱は、独特の質感を示しています。

天成文旅華山町 叁四町1 天成文旅-華山町 叁四町 Machi Craft系列調酒_Guava LaLa

9. 華山町の漢字の線が織り込まれた客室家具
「華」、「山」、「町」の3つの漢字を分解して、客室の家具にあしらいました。客室内をよく観察してみると、テーブルのあるエリアに「華」の字が、テレビの上の方に「山」が、オープンクローゼットエリアに「町」の字が隠れているのがわかります。これは、昔の人がいう「有土斯有財(土あれば此れ財あり)」が意味することに呼応しています。また、「田」があるところが、ちょうどセーフティーボックスという、デザイン的に工夫がなされています。

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10. 2F、3Fホールの家具
コスモスクリエーション-華山町Logoに呼応して、くり抜きによるシルエット効果がなされています。ロビーの家具は木で切り絵がコンセプトとなっています。紙を切り抜いて立体の家具ができあがりました。こうした手法は、客室内の直線を多用する家具のコンセプトと似通ったところがあります。方法こそ違いますが、Logoもホールの家具や客室家具も、いずれも横の直線を多く用い、直角をメインとし、全体的な雰囲気に統一性をもたせています。家具のそばにはホテルマスコットのバオビーも寄り添い、一休みしながらの撮影スポットとなっています。

剪紙梯廳家具