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華山町 | 天成文旅

HUA SHAN DIN by Cosmos Creation

ホテル概要

ホテル概要

コスモスホテルグループの新ブランド「コスモスクリエーション」は、「デザインコンセプトを取り入れ、ローカライズしたホテルに」を理念とし、地元の文化的特色に注目したカスタマイズホテルであることをホテルの核心としています。嘉義大雅路の「コスモスクリエーション-サン ダイアログ」に続き、「コスモスクリエーション」シリーズ2軒目の「コスモスクリエーション-華山町」は、台北の華山1914文化創意産業園区近くに位置し、銀行の倉庫だった時代からのフラットスラブ構造を残した歴史が刻まれた建物です。歴史や文化的考察を経て、銀行の倉庫であったこと、またかつての酒造の地に立地していることをテーマとした設計がなされています。


ブランドストーリー
当ホテルは、1952年建造の第一銀行の倉庫の所在地に位置しており、『華山』の町にあることから、建物の年代と歴史をも鑑み「華山町」との名が付けられました。ホテルのテーマである「貯蔵華山1950」は、1950年代が台北酒廠(酒造工場)の黄金時代だったこと、「貯」は銀行を、「蔵」は日本統治時代に華山(樺山)で酒造りが行われ酒蔵があった地であったことを意味します。また、館内にあふれるアーティスティックな雰囲気からは、旅のお客様に1950年代の時空を感じていただけたらと思っております。

コーポレートアイデンティティ(CI)のデザインにあたり、元の建物の窓に使われていた連子格子を再構築し、デ・ステイル調の三原色と組み合わせ、独特のLogoをデザインしました。デ・ステイルとは、1910年代のオランダで起こったアート様式で、抽象、単純、幾何学的な図形を追求し、赤、黄、青の三原色に黒、白を合わせ用いることで、作品としてのバランスをとる表現形式を目指すもので、オランダのアーティストであるピエト・モンドリアンが、その代表的な人物です。

華山町のLogoだけではなく、「華」、「山」、「町」の三文字は客室の家具にも用いられ、メタルやレトロな装飾が施され、パブリックスペースに描かれているアメリカングラフィックとともに、当ホテルならではの魅力となっています。また、客室には、三原色のおしゃれなコースター、レトロな石けん、昔の電話、小切手をイメージした便箋、ホテルのマスコット「バオビー」の抱き枕など、さまざまにデザインされたホテルのテーマを、ご宿泊のお客様に楽しんでいただけたらと思っております。

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建物の歴史
歴史のある建物の再利用というのも当ホテルの特色の一つで、ロート型の円柱、梁のないフラットスラブ構造が採用されていることで素朴な質感が際立ちます。フラットスラブ構造というのは梁のない構造のことで、床スラブが直接柱の上に乗っています。この構造の建物は採光や通風に優れており、また、梁がないため室内空間の仕切りも比較的自由に設計できることから、多くが倉庫、売り場、書庫として使用されています。

梁がないので重さを支えるために、柱の上には「柱キャップ」が用いられます。よく見られるのは、「円錐形柱キャップ」、「折線形柱キャップ」、「ピラー柱キャップ」等で、柱キャップの厚さは、通常床スラブの1/2です。「コスモスクリエーション-華山町」の建物は、ピラー柱キャップが用いられており、正方形の柱キャップは優雅なので、ホテルとして再利用するための改装時にも、こうした柱構造をそのまま残しました。

当ホテルの前身は、第一銀行の倉庫で一銀証券にも使用されたことがあります。以前、金庫が置かれていたことから、安全上の考慮から、窓には二重の鉄格子が取り付けられていたほか、中開きにしかできないように設計されていました。ホテルに改造するにあたり、こうした貴重な鉄格子窓を歴史の証人として残しました。また、建築当時に通風のために設計された通風孔も、当時の特色を知るものとして残してあります。ホテルの外壁も、ホテルのマークを付けたほかは、建物が持つ質感がそのまま現れるよう、元の建物の薄い茶系のままにしてあります。夜はライトアップがなされ、華山町の落ち着きのある芸術的な雰囲気を際立たせています。



マスコット-バオビー
見た目はがっちりしているバオビーは、実は繊細で細やかな気遣いができ、旅人とともに旅行の思い出を紡ぎます。
マスコットのバオビーは、宝箱と金庫がイメージされています。頭は宝箱のように丸みがあり、腕は金庫のドアレバー、体の正面にあるダイヤル番号には年代が刻まれています。記憶力抜群のバオビーは、歴史や地理を諳んじ芸術や文化にも造詣が深く、旅人が楽しんだ旅の思い出を、バオビーは深く記憶に刻みます。

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